【コンピテンシー competency】
様々な定義の仕方があるが、一般的には高い業務成果を生み出すための行動特性の意味を持つ。1970年代に心理学のマクレランドが、米国国務省の職員採用の際に「優れた職員が行動レベルで発揮できる潜在能力」をモデル化し、選考基準としたのが始まり。その後、継続して高い業務成果を生み出す人には、スキルや知識に裏づけられた行動特性や先天的な性格などに依存する行動特性よりも、仕事に対する取り組み姿勢や考え方に基づいた行動特性が見られる事が明らかにされた。現在では、高業績者が業務遂行において①実際に発揮しており、②他者に求めることができるもの。を観察・評価することが多い。