【コンティンジェンシー理論 contingency theory】
組織構造に普遍的な唯一解は存在せず、取り巻く環境に応じて決定されるという考え方。組織構造が環境に適合しているほど当該組織の有効性が高まるとされている。官僚制の逆機能に対する問題意識を出発点として研究が進められ、安定した環境下においては機械的組織が有効であるが、不安定な環境下においては有機的組織が有効であると提唱されている。その後発展させて、組織は戦略に応じてより主体的に環境と適合を図っていくという考え方や組織を構成する要素の一貫性が重要であるという考え方などが提唱されている。