【シーズとニーズ seeds and needs】
シーズは種子の意味であるが、経営においては事業や製品の種となりうる技術や資源、能力を指す。ニーズは必要を意味するが、経営においては顧客や市場が必要とすること、求めていることを指す。ニーズとシーズの適切なマッチングが新事業や新製品を創造するため、経営では双方が重要である。しかし、様々な局面においてはどちらかを重視する選択が必要となる。新製品開発においては、組織の強みと弱み、企業の意図やきっかけにより、ニーズ指向、シーズ指向のどちらかのアプローチに分けられる。ニーズ指向はマーケット駆動型イノベーションであり、シーズ指向は技術駆動型イノベーションである。