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散る桜 残る桜も 散る桜
良寛さんの辞世の句と言われています。
散る桜も残る桜もやがては等しく
死を迎える運命を秘めているといった意味の句だと
思いますが、どうも最近この句が頭から離れません。
桜の一生は短い。われわれの人生も人類の歴史
からみれば、一瞬のフラッシュにような時間間隔でしょう。
人生も桜の花の命同様儚いものではあります。
震災後も続く余震、原発からの放射能漏れ
さらには日本経済の先行きなど、かつてないほどの
不安が日本中を渦巻いています。
ただ先々を心配したところで
いずれにしてもそう遠くない将来に、今生きている人(残った桜)は
みんな散るわけですから、良い意味で開き直ったほうが
得な生き方かもしれません。
先の見えない不安に怯えながら生きることは人生の時間の
無駄使い。そんな風にも思います。
必要以上に悲観的にならず、今この瞬間の人生を
楽しむことが大切であるとこの句は教えてくれている
のかもしれませんね。
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