変化が激しく不確実性の高い時代に突入するとともに、組織の形態はピラミッド型組織からネットワーク型組織へと移行。それと同時にマネジャーに求められる役割もトップダウン型のマネジメントスタイルから、周囲とコミュニケーションを図りながら自らも主体的に行動するマネジメントスタイルへと変わってきています。
しかし、実際には過去の成功体験が強く、マネジャー自身のマインドや行動はなかなか旧態依然としたマネジメントスタイルから抜け出せていないのが現状です。
インテグラスでは、マネジャー自らが、過去のしがらみや成功体験を捨て、新しいマネジメントの考え方・やり方を学ぶことで、組織全体が健全に機能し、社員個人が自律して仕事に取り組むことができるチェンジマネジメントプログラムを提供しています。
A社では、現場と経営陣に働きかけることができるマネジャークラスに「チェンジマネジメントプログラム」を導入して、会社全体の風土を改革することを目指しました。
実施期間は、約5か月間。事前に対象者へアンケートを行い、マネジャーとして抱えている悩みや組織に対する満足点・不満点などを抽出。
それに合わせて柔軟に研修プログラム内容を考え、2日間の集合研修を実施。集合研修の内容はエニアグラムとコーチングをメインとして、自己理解と他者理解に比重を置きました。その後、1ヶ月程度の現場実践を挟んで、もう一度1日の集合研修を実施。さらに、1ヶ月程度の現場実践を挟んで、もう一度1日の集合研修を実施するというアクションラーニング形式の合計4日間のプログラムを実施しました。
さらに、意識が変わりつつあるマネジャーを現場で孤立させないために、彼らの部下の階層も同時に研修プログラムを実行。部下には「マネジャーが変わろうとしてるから、一緒に頑張ってくれ」というメッセージを伝え、マネジャーには「君たちが変わろうとしている姿を部下が応援してくれている」というメッセージを伝えました。
研修の冒頭には必ず社長が参加してくれて、「会社が君達を変える」のではなく、「君達が会社を変える」のだという挨拶をしてくれました。
最終的にはマネジャー自身のモチベーションが高まるとともに、社内コミュニケーションが活発になるという現象が起きました。研修後に有志でプロジェクトチームを作り、組織風土改革への繋がる自発的な活動をするなど副次的な効果も生むことができました。
上記プログラムはほんの一例ですが、インテグラスは単に研修を提供するだけにはとどまらず、経営人材の発掘・選抜・配置・ローテーションなども含めトータルで次世代経営人材育成のコンサルティングを行っています。