プログラムの概要
キャリアの棚卸・キャリアアンカーなどの分析を通して、社員一人一人が自分自身の強み・弱みや、会社に貢献していく『意義』を再認識しながら、自らのキャリアビジョンを描いていきます。
以下のステップを通してキャリアビジョンを作成していきます。
- 【自分の過去を振り返る】
ライフ/キャリアビジョンを設定する上で自分の価値観・大切にしてきた『核』を明らかにする。
- 【自分への期待を知る】
上司、先輩、同僚など周りが自分に期待していることを理解する。
- 【過去の経験を学ぶ:先輩のロールモデルを学習する】
社長(役員)、先輩社員などの成功体験、一皮向けた経験などをロールモデルとして学習する。
- 【自分のキャリアプランを描く】
今後のキャリアプランを描くとともに1年間の実行計画を策定する。
プログラムスケジュール例(2日間コース)
2日間でキャリアビジョン研修を行う場合、下記のような日程になります。
■1日目
- 社内外の環境を整理する
- 自分の過去を振り返る
- 自分の現在位置を確認する
- 自分のキャリアビジョンを作成する
■2日目
- 企業内に存在する成功体験を形式知化する
- キャリアビジョンを具体化し、グループ内で共有する
- キャリアビジョンを宣言する
※ 上記プログラムはあくまで参考事例です。各企業様のニーズやご要望に合わせて、最適なプログラムにカスタマイズしてご提案させていただきます。
プログラムの特徴
- 法政大学宮城まり子教授を始めとするキャリア専門家の監修により、理論的かつ実践的なプログラム内容としています。
- プログラム内に「対話」と「フィードバック」の時間を数多く作り、受講者一人一人が「腑に落ちる=気付く」ことができます。
- 先輩の成功体験やキャリアのロールモデルをインタビューやヒアリングなどによりまとめ、受講者同士で共有することにより、成功体験/キャリアロールモデルの形式知化を図ることができます。
その他、研修だけではなくキャリアに対する受け皿の構築(人事制度の構築、キャリア相談室の開設など)などもサポートさせて頂きます。
- キャリア相談室の開設サポート。
- キャリア制度の構築サポート。
- 上記制度を運用するマネジャー向けの研修企画・実施。
インテグラスのキャリアビジョン研修プログラムは、受講者一人一人の内発的動機によるキャリア形成に重点を置いています。それは、キャリアの主体は個人であると考えているからです。心理学者であり組織行動学者のダグラス・ホールは以下のように、キャリアを定義しています。
「一生涯にわたる仕事関係の経験や活動とともに個人がとる態度や行動の連なり」
この定義からも分かるように、個人が仕事を通じて経験する役割や職務などの外発的動機よりも、そのような経験を個人がどのように捉えていくかの個人的側面、つまり内発的動機の視点が重要になるのです。
ITの発達により、他人との関わりや「本当の自分」に向き合う時間が減少してきています。このプログラムでは、本当の自分と向き合うための「場」を提供致します。そして、そこでは同世代が何を「感じ」、何に「喜び」「楽しみ」「苦しみ」を感じているかを「共感する場」を作り上げています。ITが発達した時代だからこそ、場を共有するアナログな共感が重視されるのです。